天然素材の薬効

経皮吸収というメカニズムがあります。私たちの身体が皮膚を通して物質を吸収することを言います。
普段当たり前に身体へ密着させているものから、多かれ少なかれ吸収されているものが悪いものだったら・・・。そんなことを考え始めたころ草木染に出会いました。植物の助けを借りて身に着けるものに守られ癒されたらこんなに良いことはないですよね。

色合い

藍は雑菌の繁殖を防止する効能があるそうで、昔は手ぬぐいなどを藍染していたそうです。さらに藍染は生地を丈夫にもするという優れものです。古くなったら染め直しをしたらさらに濃い染め物が出来て抗菌効果が上がりそうです。
草木染の色味は草木にしかだせない絶妙な色味があります。媒染と呼ばれるもので化学反応をおこして濃淡を出すことも可能で同じ色に出すのが難しいです。この色味にはまると抜け出せないかも。

植物で染める

草木染とは文字通り草や木を使い染め物をするということです。植物は偉大でどんな植物にも利点があります。着用での薬効があるかは不明ではありますが、経皮吸収があるならひょっとしたら可能かもしれませんね。
普段私が身近で手に入る草木を集め、染色できたらなと思っています。

現在では市販でも有害指定化学物質を含まないと明記されている化学染料なども売られていて、身体に良いかは疑問ではありますが、時には化学の鮮やかな色がほしいときは利用しつつ、差別化しながら商品作りをしていこうと考えています。

究極の天然素材 麻の強さ

日本ではネガティブイメージの大麻ですが、戦後からの数十年間だけのことらしいです。麻の活用法は無限にあるらしく古くから日本でも様々な事で使用されてきたすばらしい植物です。
麻布はリネンで知られていますが、生地の表面に光沢感があり、夏は風通しがよくさらっと乾き、冬は保温性もあり一年を通して使える優れもの素材なのです。

古来より現代も日本では神社や神事にも大麻は使用されています。しめ縄や鈴緒などなど。
大麻は成長が速く、丈夫で水も少量でも栽培可能、荒れ地でも育てやすく農薬も必要としない。もはや神々しいほどに優れた植物を日本で禁止したアメリカでは現在嗜好品として認められている州もあるのだとか。なんともおかしな話です。

日本人が古来より着ていた形を用いて麻の神聖なパワーを身にまとったら最強伝説なのではと思っております。麻着物は着る人の底力を発揮させ、悪いものから守ってくれるパワーがあるはずです。